2023年10月号「クビアカツキヤカミキリの対策と駆除方法を教えて」

ホーム » » 家庭菜園Q&A » 2023年10月号「クビアカツキヤカミキリの対策と駆除方法を教えて」
Q.サクランボの枝にクビアカツヤカミキリがとまっていたので捕殺しました。木曽岬町の桜並木では深刻な被害が出ているようですが、近隣へも被害が広がってくるのではないかと心配です。クビアカツヤカミキリに対しても園芸用「キンチョールE」は効果がありますか。

A.クビアカツヤカミキリは、特定外来生物に指定されている害虫です。鍋田川堤の桜並木も被害を受けていて、木曽岬町は情報提供と駆除を呼びかけています。

クビアカツヤカミキリの被害を受けた木の株元には、虫の糞の混じった木くずが落ちています。この木くずが目印になります。

木の中の幼虫は、樹の皮に穴をあけて、邪魔になる木くずと糞を外に出します。6~8月に卵から孵化し、樹の中で2年間を幼虫で過ごします。その間、木の中を食い荒らします。

木くずを見つけて穴を探し、虫のいる穴へ「キンチョールE」を注入して幼虫を防除します。その手順を紹介します。

虫の糞と木くずが出ている穴を見つけます。糞と木くず千枚通しなどで穴からかき出します。 キンチョールEのノズルを差し入れて薬液を注入します。ノズルの詰まりを防ぐため、差し入れる直前から噴射させたまま注入すると木くずが詰まりにくくなります。薬液が穴の中に充満するまで注入します。

注入した穴にダルマピンで目印します。この時、木くずを取り除いておきます。

4~5日経ったら、新しい糞と木くずが出てこないか確認します。まだ出ているのなら、またキンチョールEを注入します。

クビアカツヤカミキリをほっとくと、桜だけでなく梅や桃などのバラ科、 柿やオリーブなどにも被害を広げます。ひどい被害を受けた木は倒木の恐れも出てきます。見つけしだい、防除してください。

なお、愛知県では2021年に見つかってから生息範囲が広がっているそうです。見つけしだい防除するとともに、市町村の環境担当課まで連絡をお願いしています。