Q.野菜栽培と温度の関係について教えてください。
A.ジャガイモや冬の野菜(キャベツ、白菜、大根、ほうれん草など)は、15~20℃が生育適温で発芽適温でもあります。芽が出れば、5℃でもゆっくり生育します。
一方、夏の野菜(スイートコーン、ピーマン、なす、かぼちゃ、さつまいもなど)は、20~30℃が適温で、発芽には25℃は欲しいところです。
このように、野菜を作ろうと思うと、温度に注意が必要です。特に、地温に気を付けなければいけません。発芽するときの温度とは、種に接した土の温度です。地温は、種子の発芽と根の生育に直接影響します。気温は、茎や葉の生育と地下塊茎・塊根(いも)の肥大に影響します。
気象庁の温度計は1.5mの高さにあります。高く仕立てる野菜なら、その位置での気温でしょうが、直射日光の当る地面は高温でしょう。
地温は気象庁では測っていませんので、自分で測りましょう。
専用の地温計が正確です。普通の棒状の温度計でも測れないことはありません。土に穴をあけ、測りたい深さまで差し込み、土を寄せます。土の温度になじむまで待ちます(5分以上)。この時、温度計本体に直射日光が当たって温まらないように影の下で測ります。
種を買って絵袋を見ると、発芽適温が書いてあります。これは地温です。
土の表面近くの温度は気温と連動してますので、春先に気温が15℃を超えるようになると、地温も15℃を超えています。太陽が地面を温めて、それから空気が温められます。太陽からの熱量(エネルギー)は南の高い位置にある時がいちばん大きくなります。その1時間後くらいに一日の最高地温となり、さらに1時間くらい経つと最高気温となります。
なお、50㎝の深さになると1日の温度変化はほとんどなくなります。さらに深くなるにつれて1年の温度変化もほとんどなくなります。つまり、陽の当たる地表面は太陽のエネルギーによって変化しますが、野菜が根を張る土の中は温まりにくく冷めにくいことになります。
春先に植える野菜は、まだ土が冷たいので温める必要があります。マルチで被覆して前もって地温を上げておいて、種をまいたり苗を植えます。ビニールトンネルを被せるならなお安心でしょう。
1月下旬が最も寒く、節分を境に暖かくなってゆきます。最高気温が15℃を超えるようになるのが3月24日、平均気温が15℃を超えるのが4月22日、最低気温が5月23日です(愛西アメダス平年値)。これを参考に春夏野菜の計画や、準備をしてはいかがですか。






