Q.イチジクの木がありますが、実が小さいです。どんな肥料を与えればいいでしょうか?
A.実が小さいのは、枝が多いことによる実の着き過ぎや葉が茂って陽が当たらないなどいろんな原因が考えられます。肥料が足りない場合もあります。
まずは、実のなる枝の間隔を広げます。隣同士の枝の葉が重ならないよう、枝の間隔が20cm以上になるよう陽当たりが良くなるように剪定します。
一文字整枝の型だと、互い違いに左右に枝を残しますが、左右それぞれ40cm以上離して結果枝を残します。

一本立ちは、ふところを含め全体に陽が当たるように杯状に仕立て、葉が重なって影ができないように剪定します。
イチジクは、芽吹いてから秋まで次から次へと葉を着け育ち続けます。生育期間を通して養分を必要とします。春先の基肥に加え、果実が大きくなってゆく時に肥料を置きます。収穫が終わったら、お礼肥を忘れないようにします。
肥料は、ゆっくり長く効く有機肥料が適しています。おすすめは、天然腐植(木質泥炭)で肥料成分を包んだ固形30号です。ほかに、有機配合セブン、アミノ有機A801といった肥料があります。




10aの面積で、3月上旬に120kg、6月上旬に40kg、9月上旬に40kg、10月下旬に20kgの固形30号を施肥します。加えて、6月中旬に30kgけい酸加里プレミアを施肥すると品質向上が期待できます。