水稲カメムシ被害 市長に請願書

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 平野和実組合長は11月15日、弥富市役所に安藤正明市長を訪ね、水稲カメムシ被害に関する請願書を手渡しました。請願事項には、成虫の越冬場所となる市内農地において集落による畦畔等の冬季草焼きの実施に向けた働きかけや、市内遊休農地における除草の徹底管理の働きかけ、カメムシの防除対策に対する市の補助金等の要請、また、国・県が管理する河川敷の草刈りに向けた国・県への働きかけを盛り込みました。

 平野組合長は、「令和5年産の水稲においてカメムシの発生は過去に例がないほどの発生量となっており、カメムシによる出穂後の吸汁により、一部の圃場では収穫した籾がほとんどない等、米の収量および品質の低下に甚大な影響を受けている。この状況が今後も続くことになれば水稲農家の生産意欲は著しく低下し、不耕作地や耕作放棄地等の発生を免れることが出来ず、地域の水田農業の衰退を招く恐れがあるため、カメムシの発生抑制および防除に対するご理解ご検討を」と訴えました。

 当JAは、水稲栽培にあたる受託部会協議会や生産者の意見も取り纏め、弥富市をはじめ、愛西市、飛島村へ請願書を手渡しています。

安藤弥富市長に要望書を渡す平野組合長(右)
日永愛西市長に要望書を渡す平野組合長
加藤飛島村長に要望書を渡す平野組合長