弥富市でイチジクの出荷がピーク 甘み十分に育つ

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2025.8.22

当JA管内の弥富市で8月下旬、イチジクの出荷が最盛期を迎えました。同市は、古くからイチジクの栽培が盛んに行われてきた伝統的な産地であり、管内では主に「桝井ドーフィン」が栽培され品質の良い実が次々と市場に出荷されています。

就農して15年目を迎える木村里美さんは、弥富市鎌島にある25アールの畑と水田の圃場で桝井ドーフィンを栽培しています。

就農してすぐに温暖化や天候不順などの影響による被害を受けた木村さんは、高品質なイチジクを栽培したいと考え、12年前に水田の一部をイチジク畑に改良し、イチジクに適した水はけと水持ちの良い水田での栽培を試みました。

また、傾斜していた畑を利用して、水分が保たれるように位置が低い方をイチジク畑に改良するとともに、畑と水田の両方で日当たりと風通しを考慮して畝の間隔を開けました。

その結果、木村さんのイチジクの木には影がかからず、太陽の光がよく当たるので、色が濃くみずみずしくて甘いイチジクを栽培することに成功しました。

取材した8月22日は、早朝5時頃から作業を始め、食べごろの柔らかさを見極めて赤紫色に色づいた果実を1つ1つ丁寧に収穫しました。今年の生育状況は、日照時間も十分で、甘みがしっかりのったイチジクに仕上がっています。

収穫されたイチジクは、当JAの産直施設(愛菜耕房・菜々耕房・Aコープとびしま店)に出荷され旬の味覚として人気を集めています。

【お問い合わせ先】
愛菜耕房 (0567)23ー3511
菜々耕房 (0567)56ー6808
Aコープとびしま店 (0567)52ー1239