海部地域の力を結集し農業振興 海部2JAが合併へ調印

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2023.4.28

 JAあいち海部とJA海部東は28日、津島市文化会館で「海部2JA合併契約調印式」を開催しました。調印式には、JAや行政関係者など約40名が出席。JAあいち海部の平野和実組合長とJA海部東の大橋義弘組合長が、県農林水産事務所長、管内市町村長、JA県中央会長の立ち合いのもと、合併契約書に調印しました。

 両JAは3月7日に臨時総会を開催し、合併の承認を受けています。今後、行政庁の認可などを経て、2024年7月1日に海部地域4市2町1村を管内とする新JAが誕生します。

 平野組合長は、「海部地域は県下有数の農業地帯であるとともに、都市化が進む地域を抱えている。新JAでは食と農を基軸とした地域密着型の事業展開により、更なる農業振興に取り組む」と抱負を述べました。
 また、大橋組合長は「“海部地域をひとつに”との思いを掲げて合併協議を進めてきた。より安定した経営基盤を構築し、これまで以上に組合員・地域から必要とされる新JAを目指す」と意気込みました。

両JAは、2022年7月に海部2JA合併推進協議会を発足し、合併の基本事項や新JAの事業方針等を協議してきました。両JAは対等な立場で合併するが、新JAの名称はあいち海部を承継します。津島市大縄町に本店を置き、2021年度末実績で総組合員数3万2993人、販売品販売総取扱高72億円、貯金残高5530億円となります。