2026年8月号「ミニトマトがしおれて育ちません。湿ってカビが生えたり虫に食べられたようにでもないのですが、何が原因でしょうか?」

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Q.ミニトマトがしおれて育ちません。湿ってカビが生えたり、虫に食べられたようでもないのですが、何が原因でしょう?

トマトやミニトマトは3年以上あけて作りなさいと言われます。トマトはナス科であるためピーマンやジャガイモの後も良くありません。豆を植えるといいでしょう。

接ぎ木苗を使う手もあります。青枯れ病など、連作するとかかりやすい病害には強い台木を使ってあります。病害は防ぎますが、連作による土壌養分の偏りは避けられません。やはり、連作を避けて、豆や土ものの野菜を植えたり、数年ごとに休ませたりしたほうが良いでしょう。

問題はウイルスによる黄化葉巻病です。

症状は、葉のふちが黄色くなり、巻きながら縮んでゆきます。症状が進むと株全体が委縮します。発病前の果実は育ちますが、その後は生育が止まってしまいます。

ウイルスはタバココナジラミが媒介します。成虫の体長は0.8ミリほど、幼虫はそれより小さく、葉の裏にいます。植物の汁を吸うことで生きています。そのとき、唾液とともに、ウイルスを植物に注入してしまいます。

トマト、ミニトマトのほか、インゲン、ピーマンなどが感染します。

発病したら、根こそぎ抜き取り、ビニール袋に虫とともに密閉し枯らしてから処分します。タバココナジラミを見たら薬剤散布します。防虫ネットで囲う手段もありますが、0.4ミリ目合い以下でなければ入ってきてしまいます。とにかく、タバココナジラミにトマトを触らせないことが肝要です。

トマトを温室で育てているプロは、風よけ室から出入りして専用ネットで通気口までふさいで虫の侵入を防いでいます。

そこまでしてもウイルス病にかかる時があるそうです。一年中暖かくなって虫の発生が多くなったせいでしょうか。トマトを外の畑で作るのは難しいかもしれません。ナスやキュウリ、インゲン、ズッキーニなどの夏野菜はいっぱいあります。来年は新しい野菜にチャレンジしてください。

タバココナジラミの成虫 出典:農研機構
トマト黄化葉巻病 出典:宮城県病害虫防除所