2026年10月号「台風や大雨の対策は、どうしたらいいですか?」

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Q.台風や大雨の対策は、どうしたらいいですか?

A.植え付けた秋冬野菜の苗は土寄せして茎を守ります。そのとき、畝間の土を掘り上げ、排水を良くします。

風が強そうでしたら、不織布や寒冷紗などの被覆資材を畝にべたがけしておきます。苗が動かないように、ややきつく張って杭で押さえます。

収穫できそうな野菜があれば、早めに取ってしまいます。また、台風後の処置が大事です。水たまりがあったら、溝を切って排水します。傾いた苗は起こして土寄せします。崩れた畝も直します。傷ついた株は、取り除きます。病気の発生源になりかねません。

雨で汚れたり湿ったりした野菜には、病気(カビ)が発生します。殺菌剤を散布して予防しましょう。

近ごろ、大雨の被害が各地で発生しています。海抜ゼロメートルのこの地方も備えを怠ってはいけません。ところで、木曽三川公園に隣接して建つ治水神社にお参りしたことはありますか。

江戸時代の宝暦三年、徳川幕府は、度重なる水害を防ごうと、薩摩藩に木曽三川の分流工事を命じました。

幕府の命令ではあったのですが、「美濃も薩摩も同じ日本である。幕府の無理難題と思えば腹が立つが、同胞の難儀を救うのは人間の本分である。」と、家老の平田靱負(ひらたゆきえ)は工事を引き受けます。

宝暦治水御手伝普請と呼ばれますが、およそ千人の藩士たちが故郷を離れ普請に就きます。85名の犠牲者を出す難工事でした。外様大名である薩摩藩の財政は、ひっ迫します。総奉行である平田靱負は、完成後に責任を取って割腹します。

平田靱負を祭神に薩摩義士を祀って建てられたのが治水神社です。神社の奥に宝暦治水観音堂があり、義士の位牌が納められています。

毎年、春と秋に義士の遺徳を偲び慰霊祭が開かれます。鹿児島からも多くの人が参拝します。今年の例祭は10月25日、日曜日ですので、お参りしようかなと思っています。

千本松原:揖斐川と長良川の背割堤に植えられた松並木(海津市ホームページ)