概要
愛西市、津島市は愛知県下でも有数のいちご産地です。しかし、経済状況の変化や生産者の高齢化・後継者不足により、作付面積・生産者数ともに減少傾向にあります。
そのため愛西市・津島市でイチゴ栽培での就農を目指す方に向けた就農支援制度を立ち上げ、栽培技術を習得する実務指導から、経営研修・農地取得・補助金申請・施設の相談等をセットにいちご専業農家を育成します。
当産地の栽培するいちご品種「ゆめのか」について
多収・大果で食味の良い愛知県育成種である「ゆめのか」は、当地域の気候や栽培にあっており、『おいしい、つやが良い』と消費者の評判が高い品種です。とてもジューシーで絶妙な甘さと酸味のバランスが良く、大粒で鮮やかな赤色が特徴のいちごです。
名前には「みんなの夢の叶うように」という意味が込められています。
果実が固く作りやすい・収量性が高いこともこの品種の魅力です。
愛西市、津島市でのいちご栽培の魅力
1.消費地が近い
消費地が近いため安定出荷が見込めます。また、名古屋まで車で30分程と近く、生活環境が良いこともこの産地の魅力です。
2.愛知県下有数のいちご産地
ゆめのかの栽培面積・出荷量は愛知県下1位です。
3.安定して売れる
いちごは子供からお年寄りまで幅広い年齢層に人気で、安定した販売が見込めます。また、他品目に比べて価格が安定していることもいちご栽培の魅力です。
4.出荷期間が長い
施設栽培いちごの出荷は11月から翌年の5月まで。他の作物と比べて収穫期が長く、長期間にわたり収入を得ることが出来ます。
5.充実した活動
当産地の「あまイチゴ組合」では、ICT研究会・青年部等、充実した活動を行っていま す。環境制御技術の導入・先進地視察等の活動を行いながら、組合全体で技術力向上に向 けた取組を行っています。

ICT勉強会
6.多彩な販売ルートの確保
経済連・関係業者と連携して、積極的に新規販売ルートの確保に取り組んでいます。消費者の需要に合う規格を出荷することによって、販売単価向上にも繋げています。
新規販売の一例

大手菓子メーカー出荷用の規格(ペンシル)

ローソンとのコラボ商品など
7.日本農業賞(集団組織の部) 特別賞受賞産地
第51回 日本農業賞(2021年)の受賞産地ですので、安心してイチゴ作りに携わることができます。
募集内容
1.募集人数
4名以内
2.応募資格
ア)18歳以上50歳未満で研修終了後は「いちご」生産者として就農意思が明確な方。性別・出身・農業経 験の有無は問いません。
※運転免許必須(休憩場所への移動は車移動となるため。)
※就農予定時の年齢が49歳以下の方は「就農準備資金」(12万5千円/月、最長2年間)の申請が出来ます。
※「就農準備資金」申請には条件があります。。
イ)研修終了後は原則愛西市、津島市内で就農できる方。また「あまイチゴ組合」へ加入し、収穫物を共撰出荷できる方。
※経営開始時の年齢が49歳以下の方は「経営開始資金」(12万5千円/月、最長3年間)の申請が出来ます。
※「経営開始資金」申請には条件があります。
3.応募期間
令和4年4月1日から令和4年10月31日まで
※応募書類は上記期間内必着でお願い致します。
※受付期間外でも要望があれば随時対応致します。
4.募集要綱、研修要綱
・
研修要項
詳しくはこちらをご覧ください
5.応募方法
【提出書類】
・
研修受講申込書
・
履歴書
※上記の書類に必要事項等を記載・同封の上、郵送または直接持参してください。尚、直接持参の
場合の受付時間は平日午前8時30分〜午後5時30分です。
※提出書類は北部営農センター・園芸課にも用意しています。
研修スケジュール
●研修期間
令和5年6月から令和7年5月まで(2年間)
・1年目(令和5年6月から令和6年5月)
イチゴ栽培には土耕栽培・高設栽培等様々な栽培方法があり、各農家によっても栽培方法は多岐にわたるため、ローテーション受入をさせていただきます。また、座学については、イチゴ栽培の基礎研修等の項目を中心に行います。
・2年目(令和6年6月から令和7年5月)
2年目開始前に、独立後の経営方針などの聞き取りを行います。(土耕栽培・高設栽培の意向など。)聞き取りを基に、意向に合う農家の下で専属受入をさせていただきます。座学については、経営に必要な手続き等の項目を中心に行います。
また2年目から、就農計画の作成、各種補助金の申請、農地、ハウスの取得に関わる手続きなどを進めさせていただきます。
研修から就農までのスケジュール
項目 |
日程 |
募集期間 |
令和4年4月1日〜令和4年10月31日 |
事前相談 |
随時お受けします |
面談(一次選考) |
令和4年11月上旬〜中旬予定 |
体験研修(二次選考) |
令和4年11月中旬〜11月下旬予定 |
結果通知 |
令和4年12月予定 |
顔合わせ・事前研修会 |
令和5年4月予定 |
開校式 |
令和5年6月予定 |
実務研修開始 |
令和5年6月〜 |
施設いちご生産者として本格出荷 |
令和7年11月〜 |
研修内容・カリキュラム
項目 |
内容 |
基礎研修 |
生理生態・品種特性等、肥料・農薬、施設設備等、栽培の知識 |
実務研修 |
受入農家にて栽培技術、収穫・パック詰め等の出荷調整 |
経営管理 |
施設投資、税務申告等の経営に必要な基礎知識
|
就農準備 |
農地取得・資金調達等の就農に必要な知識・手続き
|
視察・交流 |
あまイチゴ組合組合員との交流 |
ご応募・お問合せ
JAあいち海部 農産部 担い手課
〒496−0876
愛知県津島市大縄町9丁目63番地
TEL :0567−23−6913
E−mail:ninaite@ja-aichiama.com